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2012年12月03日
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 という本の紹介
この本を紹介します。
この本に書かれている食品添加物を使って、スーパーマーケットやお弁当屋さんの食品のほとんどが作られています。
包丁や鍋がまったく置いてない惣菜店の厨房なんてものだって実際に有るんですよ。
惣菜屋さんでは、冷凍食品を油で揚げる以外は、パック詰めされた既製品を詰め替えるだけで売っている商品がほとんどなんです。
その冷凍食品でさえ、本物なんてほとんどありません。
以下は、おおかみさんが書いた文章では、ありません。
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090708
引用もとのURLを張っておきます。
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物作者: 安部司
出版社/メーカー: 東洋経済新報社
発売日: 2005/10
メディア: 単行本
私は、二歳年上の兄の影響で、明治大学農学部農芸化学科で学んだ。だから兄と同じ大学、同じ学部学科だったんだよね~。(^_-)-☆
兄は秀才だったんだけど、大学に入ってから分かったことは、私は盆栽…いや凡才だったということだった。シンプルにいうと「アホ」だった。なんとか4年で卒業させていただいたんだけど、今でもそれは教授たちのお情けだと思っている…。(^_^.)
しかし、大学ではいろんなことを学んだ。今でも自分の深いところで役立っているのだろう。私の専攻の発酵食品学をはじめ、食品保存学、食品貯蔵学、農薬化学、有機化学、無機化学、有機合成科学、土壌学、食品衛生学…などなど。
さて、今日紹介するのは60万部を突破するベストセラーとなったショッキングなこの本。著者・安部司氏は、大学で化学を学び、「かあちゃん、僕は日本一の添加物屋になってみせるぜ!」という志のもと食品および食品添加物に関わる仕事に就く。しかし、その後自分の仕事に疑問を持ち、食品添加物の現状、食生活の危機を訴え、講演活動、新聞、雑誌、テレビなどで大きな反響を呼んでいる。ちょっと長くなるけどそのエッセンスを紹介しよう。
・暗い土色の原料タラコ。それが添加物の液に一晩漬けるだけで、赤ちゃんの肌のようなプリプリのタラコに変貌する。ベージュ色のシワシワ干し大根も、一晩添加物に漬けると、きれいな真っ黄色のたくあんになり、ポリポリと歯ざわりもよく、誰もが確実に美味しいと思う味になる。
あるうどん屋。手打ちのうどんを打つ職人がなかなか育たない。それも添加物を使えば職人技など無用。パートのおばちゃんでも「しこしこ麺」が簡単につくれる。
・添加物は職人要らず。まさに「魔法の粉」です。「食品を長持ちさせる」「色彩を美しく仕上げる」「品質を向上させる」「味をよくする」「コストを下げる」添加物を使えば、技術がなくても簡単に一定のレベルのものがつくれてしまうのです。しかし、それは職人にとって「魂」を売るのと同じだといっていいでしょう。合理化の裏側で、どれだけ大事なものを失っていることか。
・ドロドロのクズ肉に添加物をじゃぶじゃぶ投入してつくったミートボールを、わが子が大喜びで食べていたという現実…。このミートボールは、それまでの私にとっての誇りでした。本来なら使い道がなく廃棄されるようなものが食品として生きるのですから、環境にもやさしいし、1円でも安いものを求める主婦にとっては救いの神だとさえ思っていました。しかし、はっきりわかったのは、このミートボールは自分の子供たちには食べてほしくないものだったということです。自分も、自分の家族も消費者だったのです。
・一般的に日本人が摂取する添加物の量は、一日平均10グラムと言われています。年間4キロです。日本人の食塩の摂取量とほぼ同じです。
・食品添加物とはシンプルにいうと「台所にないもの」です。これなら誰にも分かりやすいのではないでしょうか。「しょうゆ」「味噌」などの基本調味料、化学調味料はあるでしょう。そのほかに添加物らしきものを探すと「重曹」「ベーキングパウダー」くらい。漬物を漬ける人ならば、たくあんに色をつける「クチナシ」もあるかもしれません。でも、保存料の「ソルビン酸」や「安息香酸」「亜硝酸ナトリウム」を使う人はいないでしょう。台所にないもの、およそ想像もつかないもの-それが食品添加物なのです。
【食品添加物と上手に付き合う5つのポイント】
1 「裏」の表示をよく見て買う-まずは手首の練習から
~できるだけ「台所にないもの」が少ないほうを選ぶ。こうすればおのずと安全性の高い食品を選ぶことができる。
2 加工度の低いものを選ぶ-手間を取るか、添加物をとるか
~たとえばご飯。自分の炊飯器で炊けば添加物ゼロ。加工度が高いのが「冷凍ピラフ」「おにぎり」。加工度が高くなればなるほど、添加物は多くなります。「光」が強ければ強いほど、「影」も深いのだということを、くれぐれも忘れないでください。
3 「知って」食べる-1週間というスパンで考える
~自分や家族が食べるものに、どんな添加物が入っているのかを「知って」食べてほしいのです。「知る」ことによって「反省」の気持ちがうまれるはずです。「手抜きをしてごめんね」「添加物を食べさせてしまってごめんね」「食べ物の尊さに触れさせなくてごめんね」。その3つの気持ちがあれば、次は「手づくりのものを食べさせよう」という気持ちになるのではないでしょうか。
4 安いものだけに飛びつかない-安いものには理由がある
5 「素朴な疑問」をもつことー添加物と付き合う最初の第一歩
~「なぜこ明太子はこんなにきれいな色なんだろう」「なぜこのハンバーグはこんなに安いのだろう」「なぜコーヒーフレッシュは、安いお店でも使い放題なのだろう?」…など。「素朴な疑問」を持ったらぜひ、「裏」のラベルを見てください。
・ものをつくる基準には「法の基準」だけではなく、もうひとつの基準、自分のつくっているもの自信を持って食べさせることができる「まごころ基準」あるべきではないだろうか。つくる人は食べる人の顔を思い浮かべ、あの人が食べるのならと、無添加で安心・安全でおいしいものをつくるはずです。食べる人もつくった人の顔を思い浮かべ、色が少々悪く味が薄くても気にしないでしょう。売る人もそれをきちんと説明するはずです。つくる人、売る人、食べる人ーその三者に「つながり」を取り戻したい。それが私の切なる願いです。そのためにもまず必要なのは情報公開です。食品の「裏側」、食品添加物の「現状」を明らかにし、消費者に取捨選択してもらうことです。
もともと、冷凍食品は買わないし、第一いまどきウチには、電子レンジがないからね。(^_^.)
極力手づくりしているんだけど、お惣菜はけっこう買うことが多いかも!?やっぱり昔ながらの食生活がいいんだね。オススメよ。(^。^)
この本に書かれている食品添加物を使って、スーパーマーケットやお弁当屋さんの食品のほとんどが作られています。
包丁や鍋がまったく置いてない惣菜店の厨房なんてものだって実際に有るんですよ。
惣菜屋さんでは、冷凍食品を油で揚げる以外は、パック詰めされた既製品を詰め替えるだけで売っている商品がほとんどなんです。
その冷凍食品でさえ、本物なんてほとんどありません。
以下は、おおかみさんが書いた文章では、ありません。
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090708
引用もとのURLを張っておきます。
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物作者: 安部司
出版社/メーカー: 東洋経済新報社
発売日: 2005/10
メディア: 単行本
私は、二歳年上の兄の影響で、明治大学農学部農芸化学科で学んだ。だから兄と同じ大学、同じ学部学科だったんだよね~。(^_-)-☆
兄は秀才だったんだけど、大学に入ってから分かったことは、私は盆栽…いや凡才だったということだった。シンプルにいうと「アホ」だった。なんとか4年で卒業させていただいたんだけど、今でもそれは教授たちのお情けだと思っている…。(^_^.)
しかし、大学ではいろんなことを学んだ。今でも自分の深いところで役立っているのだろう。私の専攻の発酵食品学をはじめ、食品保存学、食品貯蔵学、農薬化学、有機化学、無機化学、有機合成科学、土壌学、食品衛生学…などなど。
さて、今日紹介するのは60万部を突破するベストセラーとなったショッキングなこの本。著者・安部司氏は、大学で化学を学び、「かあちゃん、僕は日本一の添加物屋になってみせるぜ!」という志のもと食品および食品添加物に関わる仕事に就く。しかし、その後自分の仕事に疑問を持ち、食品添加物の現状、食生活の危機を訴え、講演活動、新聞、雑誌、テレビなどで大きな反響を呼んでいる。ちょっと長くなるけどそのエッセンスを紹介しよう。
・暗い土色の原料タラコ。それが添加物の液に一晩漬けるだけで、赤ちゃんの肌のようなプリプリのタラコに変貌する。ベージュ色のシワシワ干し大根も、一晩添加物に漬けると、きれいな真っ黄色のたくあんになり、ポリポリと歯ざわりもよく、誰もが確実に美味しいと思う味になる。
あるうどん屋。手打ちのうどんを打つ職人がなかなか育たない。それも添加物を使えば職人技など無用。パートのおばちゃんでも「しこしこ麺」が簡単につくれる。
・添加物は職人要らず。まさに「魔法の粉」です。「食品を長持ちさせる」「色彩を美しく仕上げる」「品質を向上させる」「味をよくする」「コストを下げる」添加物を使えば、技術がなくても簡単に一定のレベルのものがつくれてしまうのです。しかし、それは職人にとって「魂」を売るのと同じだといっていいでしょう。合理化の裏側で、どれだけ大事なものを失っていることか。
・ドロドロのクズ肉に添加物をじゃぶじゃぶ投入してつくったミートボールを、わが子が大喜びで食べていたという現実…。このミートボールは、それまでの私にとっての誇りでした。本来なら使い道がなく廃棄されるようなものが食品として生きるのですから、環境にもやさしいし、1円でも安いものを求める主婦にとっては救いの神だとさえ思っていました。しかし、はっきりわかったのは、このミートボールは自分の子供たちには食べてほしくないものだったということです。自分も、自分の家族も消費者だったのです。
・一般的に日本人が摂取する添加物の量は、一日平均10グラムと言われています。年間4キロです。日本人の食塩の摂取量とほぼ同じです。
・食品添加物とはシンプルにいうと「台所にないもの」です。これなら誰にも分かりやすいのではないでしょうか。「しょうゆ」「味噌」などの基本調味料、化学調味料はあるでしょう。そのほかに添加物らしきものを探すと「重曹」「ベーキングパウダー」くらい。漬物を漬ける人ならば、たくあんに色をつける「クチナシ」もあるかもしれません。でも、保存料の「ソルビン酸」や「安息香酸」「亜硝酸ナトリウム」を使う人はいないでしょう。台所にないもの、およそ想像もつかないもの-それが食品添加物なのです。
【食品添加物と上手に付き合う5つのポイント】
1 「裏」の表示をよく見て買う-まずは手首の練習から
~できるだけ「台所にないもの」が少ないほうを選ぶ。こうすればおのずと安全性の高い食品を選ぶことができる。
2 加工度の低いものを選ぶ-手間を取るか、添加物をとるか
~たとえばご飯。自分の炊飯器で炊けば添加物ゼロ。加工度が高いのが「冷凍ピラフ」「おにぎり」。加工度が高くなればなるほど、添加物は多くなります。「光」が強ければ強いほど、「影」も深いのだということを、くれぐれも忘れないでください。
3 「知って」食べる-1週間というスパンで考える
~自分や家族が食べるものに、どんな添加物が入っているのかを「知って」食べてほしいのです。「知る」ことによって「反省」の気持ちがうまれるはずです。「手抜きをしてごめんね」「添加物を食べさせてしまってごめんね」「食べ物の尊さに触れさせなくてごめんね」。その3つの気持ちがあれば、次は「手づくりのものを食べさせよう」という気持ちになるのではないでしょうか。
4 安いものだけに飛びつかない-安いものには理由がある
5 「素朴な疑問」をもつことー添加物と付き合う最初の第一歩
~「なぜこ明太子はこんなにきれいな色なんだろう」「なぜこのハンバーグはこんなに安いのだろう」「なぜコーヒーフレッシュは、安いお店でも使い放題なのだろう?」…など。「素朴な疑問」を持ったらぜひ、「裏」のラベルを見てください。
・ものをつくる基準には「法の基準」だけではなく、もうひとつの基準、自分のつくっているもの自信を持って食べさせることができる「まごころ基準」あるべきではないだろうか。つくる人は食べる人の顔を思い浮かべ、あの人が食べるのならと、無添加で安心・安全でおいしいものをつくるはずです。食べる人もつくった人の顔を思い浮かべ、色が少々悪く味が薄くても気にしないでしょう。売る人もそれをきちんと説明するはずです。つくる人、売る人、食べる人ーその三者に「つながり」を取り戻したい。それが私の切なる願いです。そのためにもまず必要なのは情報公開です。食品の「裏側」、食品添加物の「現状」を明らかにし、消費者に取捨選択してもらうことです。
もともと、冷凍食品は買わないし、第一いまどきウチには、電子レンジがないからね。(^_^.)
極力手づくりしているんだけど、お惣菜はけっこう買うことが多いかも!?やっぱり昔ながらの食生活がいいんだね。オススメよ。(^。^)
Posted by おおかみ at 11:27│コメント(0)│スーパーマーケットの秘密
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