2012年11月24日

化学調味料についての一つの考察です。




これは、おおかみさんが書いた物ではありませんが、同感なので、転載させていただきました。
出典は、以下のURLです。
http://plaza.rakuten.co.jp/ys4219/diary/200703150000/#comment


今や化学調味料と聞いて、いいイメージを持っている人はいないでしょう。家で使っている人もあまりいないのではないでしょうか。

過去のさまざさな指摘や消費者団体などの運動があってのことなのでしょうか。
また、このような本などを出し、その毒性を痛烈に批判した方々の努力の成果なのでしょうか。                 

ところが、日本における化学調味料の使用量は減っていないそうです!
むしろ逆に増えているというのです。

その理由は加工品。
家庭での使用量は(化学調味料としてのですが)減ったかもしれませんが、加工食品には今でも大量に使われ続けていて、その結果、消費量は年々伸びているというのです。

それも、原材料名には、「調味料(アミノ酸等)」と表示されているので、気づかない人が多いというのです。ちなみに私も気づきませんでした。

今や化学調味料を使わない加工食品の方が珍しいという状況になっています。
それはスーパーに行って、何か食べ物を手に取って表示を見れば実感することができます。
誰が一番早く、化学調味料や添加物の入っていない食品を探すことができるか、という競争をしたくなるくらいです(やったらオモシロソー)。

話がそれましたが、日本人の舌は完全に化学調味料に侵されている、という状況です。
これを称して上記の本の著者、船瀬俊介氏は「白いインベーダーに侵略される」(ちょっと時代を感じる表現ですが)と称しています。

そもそも、化学調味料とは何なのでしょうか?

化学調味料とは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸を苛性ソーダで中和したもの、正式には「L-グルタミン酸ナトリウム」というそうです。

グルタミン酸(酸性)を水酸化ナトリウム(アルカリ性)で中和するとできるもの。
俗に「グルソー」、英語の頭文字を取って「MSG」と呼ぶこともあるとのこと。

最近間近で見ることもあまりないですが、細かな白色の柱状結晶で、なめると変な味がするそうです。

化学調味料は、自然界には存在しません。
自然界に存在し、食べ物の味を高めてくれるのは、グルタミン酸です。
これは多くの食品に含まれています。例えば、茶、海藻、魚、チーズ、たまねぎ、とうもろこし・・・などなど。これらにほんの少し塩を加えるととてもおいしくなるのは、自然に含まれているグルタミン酸がうま味を増す働きをしたからだそうです。

一方、自然界に存在しない化学調味料は、金属元素ナトリウムの化合物として人工的に作られた物質です。
自然界に存在するグルタミン酸とは、決定的に違うものだそうです。

その製造方法は?

以前は、石油を原料(!)としていた合成法という方法が行われていたが、発がん性物質の混入が疑われた問題などから現在では行われていない、とされています。

現在行われている製造方法は、醗酵法と呼ばれる方法で、サトウキビの廃糖蜜(糖蜜から砂糖を抽出した残滓)を特定の条件下である種の微生物に与え、微生物にグルタミン酸を生成させる。これを回収して水酸化ナトリウムと反応させてナトリウム塩とし調味料とする、方法だそうです。

また、トウモロコシなどの澱粉を酵母に与え、生成されたイノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムを製品の成分とする製法もあるそうです。

その有害性は?

・WHO(世界保健機構)の勧告

「大人及び生後12週間以上になる子供が、体重1kgにつき1日120mg以上、あるいは体重50kgの人で1日にスプーン1杯(6g)以上の化学調味料を摂取すべきではない。」

国連食糧農業機関(FAO)も同様。

このような「御触れ」が出ていたとは知りませんでした。

国内でのグルタミン酸ナトリウムの年間生産量を人口で割ると、1人当り約900g摂取していることになるそうです。「まさか・・・」と思われる数字ですが、加工食品や外食などほとんどの食品に使われているので、これだけの量になってしまうのだそうです。

1日にすると約2.5g(米国では0.24g)。
これは平均なので人によっては、上記のWHOの勧告以上に摂取している人も相当数いるのではないかと危惧されています。


・「中華料理店症候群」

すでに有名な名前だそうで、味の濃い中華料理(化学調味料いっぱい入り)を食べて、急性毒性のため具合が悪くなる人がけっこういることから、呼ばれた症状名。

・酢昆布事件

おやつに酢昆布を食べていた子供が、具合が悪くなり病院に運ばれたというもの。原因は味付けとして使われていた化学調味料による急性毒性。

子供は体も小さく、抵抗力もないので、特にその悪影響が心配されます。
バンコクでは、化学調味料を砂糖と間違えて食べた2歳の男の子が死んでしまったということもあったそうです。

・野犬捕獲法

東南アジアでは、野犬を捕まえる時、餌の上に化学調味料をふりかける。そうすると、それを食べた野犬は麻痺を起こし、動けなくなる。そこを捕まえるという話。

・ビタミンB6の減少

ビタミンB6が不足すると、皮膚病に罹りやすくなります。

・骨格異常

化学調味料は、骨の成長を止めてしまうという、動物実験上のデータもあるようです。

・催奇形性

動物実験では、脱脳症、唇裂、無眼症などが報告されているようです。

・染色体異常

同じく動物実験で、遺伝的障害の発生の確認。

・ホルモン異常

甲状腺、副腎などの内分泌腺の重量低下。

・生殖異常

生殖機能が衰える、生殖器官が小さくなる(!)など。

・バーベキューと発がん性

高温が化学調味料を分解して、発がん性物質に変える。動物実験で多くの臓器(肝臓、小腸、大腸、下腹部皮などに)腫瘍。さらには脳腫瘍も。

・油と加熱したら

強火では、強力な変異原性が発生。化学調味料にサラダ油で最悪な状況を作ることに。
揚げ物、焼き肉なども心配。

・塩分の取りすぎ

化学調味料も塩分、ナトリウム塩です。

「多くの人は、塩というのは必ずしも塩化ナトリウム(食塩)だけではないということに気づいていない。彼らは、食事中の塩分を減らすように指示された時、たいてい塩化ナトリウムを取り除こうとするが、化学調味料などのその他のナトリウム源については考慮しない」

「その上、化学調味料がナトリウム源であるということを認識している人たちでさえ、塩味がそれほど強くないために、同じくらいの塩辛さをつけるためには、塩化ナトリウムの3倍量も化学調味料を取らなければならないので、食塩を化学調味料に置き換えた場合には、実際はナトリウム摂取量は増えるということに気づいていない」

・腎臓障害、痛風

ニワトリの実験では、食塩では見られないような腎障害を起こし、多量の尿酸が内臓や関節などにこびりつく。

化学調味料が尿酸の生産過剰をもたらし、これが原因となって痛風を起こすと考えられる。

・網膜異常

・脳障害

・イライラ、異常行動

怒りっぽくなったり、カーッとなりやすくなるという統計データあり。

もう上げたらきりがないくらいの毒性です。

そして、これは日本国内だけの問題ではなく世界的、特に東南アジアでは、日本以上に深刻な問題となっているということも初めて知りました。

加工食品って例えば何に使われているの?

驚くほど多くの加工食品に使われています。

さらに、しょうゆ、みそ、だしの素、みりん、スナック菓子、惣菜、漬け物、いくら、たらこ、筋子、ラーメン類、日本酒など、およそ「日本的な味」のするものには、たいてい使われていると考えてまず間違いないです(当然、「本物」といわれるものには使われていません)。

日本の国民食ともいわれる、カレーにも使われています。
固形のカレールーの中身は、けっこうひどいものです。
カレーは子供の大好物です(大人もですが)、気をつけなければなりません。

キャラメルのような包み紙に入っているコンソメにも使われています。

ほんととは思えないものにも入っていました。
それはお茶です!
値段の手頃な抹茶には、味をごまかす(おいしく感じさせる)ために入れられているのだそうです。

さらに、普通の特売缶入りお茶にも入っているのを確認しました。
昆布茶は当然入っています。

化学調味料恐るべし、です(まさに白いインベーダー!)。

結論。
化学調味料、表示は「調味料(アミノ酸等)」です(このネーミングもどうにかしてください!ごまかし以外の何物でもありません)。

これを見つけたら、絶対買いません!
個人的な直観ですが、添加物の中でもこの化学調味料がいちばん気にかかります。

よって、残念ながら外食も控えます、化学調味料が使われている可能性がとても高いからです。

ですので、以上のような意見に対する反論(正論)も、あえて取り上げずこれで終わりにしたいと思います。




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元々運送業者として平成3年に事業を開始しました。軽運送の「〇帽」ですね。その後普通の運送屋さんとして数十両のトラックを運用していましたが、日本が高齢者社会になって行く状況を目の当たりにして「配送のノウハウと問屋さんやメーカーさんの人脈を生かして宅配スーパーをやろう」「今までとは違う高齢化時代に対応するために新しい社会のシステムを造ろう」と考えて実験店舗「きゃーたす」を平成23年7月6日に開店しました。これから本格的に宅配サービスを実施しますので期待して下さい。
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